ゼロトラスト成熟度モデル Version 2.0, Hardening Designers Conference 2023, AIドリブンなコーディングにGitHub Copilotを, OpenAI 最高賞金260万円のバグバウンティー開始, イタリアOpenAIに対して制限解除の条件を提示, OpenAI社のサム・アルトマンCEOが岸田首相と会談, ペンタゴン文書のリークは21歳空軍州兵と特定など

CISA ゼロトラスト成熟度モデル Version 2.0 リリース

Cybersecurity and Infrastructure Security Agency はゼロトラスト成熟度モデル Version 2.0 をリリースしました。

ゼロ・トラスト成熟度モデル(ZTMM)は、急速に進化する環境と技術状況の中で、ゼロ・トラストに関連する継続的なモダナイゼーションを達成するためのアプローチを提供します。

Hardening Designers Conference 2023 申し込み開始

5月19日(金) Day 2 – Tech Showcase / OpenMic も応募しました。もしかしたら、今話題のChatGPTと脆弱性診断について登壇するかもしれません。

どうぞよろしくお願い致します!

Hardening Designers Conference 2023

https://hardening.doorkeeper.jp/events/155369

AIドリブンなコーディングにGitHub Copilotを

企業がAIドリブンなコーディングを導入するのであれば、セキュリティやプライバシーに配慮しているGitHub Copilotを用いるべきだと考えます。

ChatGPTは危険。サムスン社員の大失態から日本企業が学ぶべきこと

https://www.appbank.net/2023/04/07/technology/2441805.php

なお、GitHub Copilot X は、OpenAIの新しいGPT-4モデルを採用するだけでなく、Copilotにチャットと音声を導入し、プルリクエスト、コマンドライン、ドキュメントに取り入れられたCopilotが、あなたの質問に答えます。

OpenAI 最高賞金260万円のバグバウンティー開始

OpenAI 脆弱性の発見と報告プログラムが開始しました。
1件あたり $200 ~ $6,500、最高$20,000(260万円) の 報酬
但し、プロンプトと応答に関連する問題は対象外
こちらから参加できます

OpenAI’s bug bounty program

https://bugcrowd.com/openai

イタリアOpenAIに対して制限解除の条件を提示

イタリアのデータ保護機関は、OpenAIに対して一時的な制限を解除する条件を提示しました。

権利の行使

サービスによって不正確に生成された個人データの修正、または修正することが技術的に不可能な場合はその削除を要求できるツールの提供。また、アルゴリズムに使用される個人データの処理に反対する権利を、簡単かつアクセス可能な方法で行使できるようにしなければならない。

未成年者の保護

年齢確認システムの即時導入に加え、遅くとも2023年9月30日までに、13歳未満のユーザーおよび保護者の同意が得られていない未成年者のアクセスを排除できる年齢確認システムの導入を定めた行動計画を5月31日までに提出する。

情報キャンペーン

5月15日までに、OpenAIはラジオ、テレビ、新聞、ウェブで、アルゴリズムのトレーニング目的での個人データの使用について知らせる情報キャンペーンを行うこと。

https://www.garanteprivacy.it/home/docweb/-/docweb-display/docweb/9874751

OpenAI社のサム・アルトマンCEOが岸田首相と面会

OpenAI社のサム・アルトマンCEOが岸田首相と会談し、年末にはGPT-5 のリリースが予定されており、いずれ人とAIが協調する社会が到来します。 

OpenAI サム・アルトマン CEO 7点の提案について

AIのルール作りや法整備は国が主導しますが、競争力は企業の取り組み方によって差が出ると思います。ChatGPTを業務で利用し、組織は段階的に成熟(AI最適化)していくと思います。

パナソニックコネクトの「社内ChatGPT」全社導入。1カ月使い倒して見えてきた成果とは

https://www.businessinsider.jp/post-268299

HITL : Human-in-the-Loop

2014年にはインタラクティブな機械学習が、ユーザーとAIの相互作用が緊密であり、ユーザーがプロセスに関わる研究へ焦点が当てられています。

出典:Power to the People: The Role of Humans in Interactive Machine Learning

GPT5

Runway CEO Siqi Chen 氏によると、GPT-4 は 2023 年末までに新しい GPT-5 バージョンに置き換えられる予定です。OpenAIの従業員によると「トレーニングを終えたGPT-5が、AGI(汎用人工知能)に到達することを期待している」とのこと。

コンセプチュアルスキル

これからの弁護士は、法律の専門家といった枠を超え、あらゆる事象の本質を理解して判断するための能力を提供することが求められると思います。

AI人材

また、AI人材の育成は学校の取り組み方によって差が出ると思います。ChatGPTを学習で利用し、教育は段階的に成熟(AI最適化)していくと思います。 これからAI人材として活躍したい学生や採用したい企業が増え、AIを取り入れた教育と成果が注目されることを予測致します。

ChatGPT を教育に取り入れる:アイデアと留意点

ペンタゴン文書のリークは21歳空軍州兵と特定

米国の諜報文書が流出したオンライン ゲーム チャット グループのリーダーとして、21 歳の空軍州兵を特定するデジタル証拠の痕跡が明らかになりました。

捜査チームは、Airman Teixeiraと名乗るSteamプロファイルから、流出した文書が撮影された正確な場所(自宅のキッチンカウンター)の写真が掲載されたInstagramプロファイルを特定したことが、捜査の突破口になった模様です。

Linuxカーネルの脆弱性Needle のPoCを公開、早めの対策を

Needle (CVE-2023-0179) exploit CVSS7.8 のPoCが公開されております。Linux カーネルの Netfilterにバッファ オーバーフローの脆弱性があり特権昇格の可能性があります。お早めに対策を。

RedHatt

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2023-0179

Debian

https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2023-0179

Fedora

https://jp.tenable.com/plugins/nessus/170265

老人保健施設のサイバーセキュリティ対策について

老人保健施設の94%がマイナンバーカード管理できず。
個人情報を適切に管理できない場合、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクがあるため、早めに対策することを願います。 厚生労働省の老人保健施設の開設許可などの見直しを。

健康保険証廃止に伴う高齢者施設等への影響調査結果

投稿者: 二本松 哲也

SPbD:Security&Privacy by Design Founder ー OWASP Member ー ITは人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること ー 競争原理から共創原理へ