最近Macの調子が悪くなって買い換える人やMacから離れる人が増えています。
結論から言うとmdsプロセスの暴走が原因のようです。
7/15にCatalina 10.15.6へアップデートしたところ、暫くしてから症状が発生するようになったが因果関係は不明です。
※mdsとは、Meta Data Serverの略でmac標準機能のSpotlight機能を実現するためのサービスプロセスです。
- しばらくするとCPUファンがうるさくなる
- レインボー カーソルになり、動作が遅い
- 頻繁にフリーズし最終的にはエラーが発生する
など、私のMacも購入から1年も経たずに同様の症状が発生しています。
参考までに私がとったSpotlight機能を完全に停止する対策と、次善策としてSpotlight機能を止めずに改善させる方法を併せて掲載します。
<対策手順>
- Launchpadから「その他」を選択し「アクティビティモニタ」を起動する。
- mds_storeやmdworkerと言うプロセスがCPUリソースをほとんど食い潰している事を確認する。※確認できない場合は原因が他にあるため対策を中止してください。
- Macを再起動し、CommandキーとRキーを押したままmacOS Recoveryモードに入る。
- ユーティリティ メニューからターミナルを起動してコマンド “csrutil disable” と入力する。これによりシステム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)が無効化される。
- Macの再起動を行う。
- Launchpadから「その他」を選択し「ターミナル」を起動して
コマンドを以下のように入力する。これにより検索インデックスの作成が停止する。
sudo mdutil -a -i off
- Macを再起動し、CommandキーとRキーを押したままmacOS Recoveryモードに入る。
- ユーティリティ メニューからターミナルを起動してコマンド を以下のように入力する。
csrutil enable
これによりシステム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)が有効化される。
- Macの再起動を行う。
なお、Spotlight機能を使うので上記の対策は利用できない方は、手順 6. を変更してインデックスの再構築で改善するかもしれません。
- Launchpadから「その他」を選択し「ターミナル」を起動し以下のコマンドを入力して検索インデックスの作成を停止させます。
sudo mdutil -a -i off
続いて以下のコマンドを入力して検索インデックスを再構築します。
sudo mdutil -a -i on