働き方改革の一環として、様々な社内コミュニティに参加しておりますが、課題となるのは取りこぼされてしまう人達を無くすことです。
一方で、パレート的に集団の構造は2割がリードし6割はフォロワー、2割はネガティヴとなります。
例えばこの構造を変える為に、2割のネガティヴをカットしても、残ったメンバーの中でまた新たな2割のネガティヴが生まれます。
つまり、パレート的に無くならないネガティヴと組織がどのように向き合うかが解決のポイントになると思います。
なお、メンバーが増えると情報格差が生まれてしまうのも同じく避ける事ができない問題です。
すなわち世の中には解決不可能な問題があります。例えば貧困やイジメ、格差問題など釈迦「四門出遊」やキリスト「イエス・キリストのたとえ話」の生まれた2000年以上前からあります。
ただし改善する方法はあります。つまり、リーダーとフォロワーがネガティヴに対して仲間として働きかける文化を持つことです。ネガティヴを支える姿を示すことで、やがてネガティヴからリーダーやフォロワーが育ちます。新たなネガティヴが生まれたとしても支える文化によって仲間として育てられます。
こうしたサーバントリーダーシップが持続可能性の高い組織になると考えます。
同志社大学商学部助教 鈴木 智気 サーバント・リーダーシップ論 : 「リーダーとしてのサーバント」を巡る位置づけとメカニズム