今宵のサイバーセキュリティについて気になること:NovelAI、ことら送金サービス、Meta Connect 2022、SNSなりすまし対策、マイナンバーカード 、テレワーク、契約書、Linux

NovelAI のリークにおける問題の要点について

もはや管理できないNovelAIと同じ画像生成モデルによって、盗用した画像で学習させ、作風が盗まれることについて、著作権として問題が表面化すると思われます。

10万円以下の無料送金ことら送金サービス開始

受け取り口座と携帯番号やメールアドレスを紐付ける仕様となっており、勝手に他人の携帯番号と受け取り口座を紐付けて、入金させる手口など防ぐために、紐づけ登録・変更・削除時の本人確認(eKYC)が重要だと思います。

経産省 オンラインサービスにおける身元確認手法の整理に関する検討報告書

なお、このようなサービスの普及によって企業が、名前と紐づけて携帯番号とメールアドレスを管理する場合、悪用されるリスクがあるため機密性の高い個人情報として保護が必要になったと感じます。

Meta Connect 2022 によるインスタントアバター

30秒程度で、本人の顔がアバターとして登録され自由に表現できます。デジタルツインが身近になり、アバターのなりすまし対策が急務だと思います。

セキュリティ対策は、Microsoft Intune と Azure Active Directory が、Meta Quest Pro および Meta Quest 2 に対応します。これによりMeta の Quest for Business もPC やモバイルデバイスと同様のセキュリティや管理のオプションがVRにも引き継がれます。

メールだけではなく、SNSのなりすまし対策(フィッシング詐欺)のニーズも高まっている模様

マイナンバーカードの利便性とトラストについて

物理的なものは紛失する恐れがあります。マイナンバーカードもまた、利便性が高まることで紛失による被害が想定されます。マイナンバーにおけるトラスト、その手段として紙媒体や今後はスマートフォンなどの併用が想定されます。これらトラストのバインディングはエンティティが存続する期間の様々なタイミングで行うべきです。

政府 新型コロナとインフルエンザの同時流行に向けて対策企業はテレワークの準備を

昨今の情勢から、サイバー攻撃による免責や賠償上限など契約書の見直しを

Linux カーネルのワイヤレスLAN に関する脆弱性 (RCE/DOS) のパッチを公開

Wi-Fi ビーコンフレームによるもので、悪意のある Wi-Fi ネットワークに接続しなくてもリモートでコードが実行される可能性があり、ファイアウォールが役に立ちません。

投稿者: 二本松 哲也

SPbD:Security&Privacy by Design Founder ー OWASP Member ー ITは人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること ー 競争原理から共創原理へ