PPAP賛成の論拠の反論とより良い方策が情報処理学会の座談会で話し合われました。
紐解くと1980年に標準化されたメール転送プロトコル(SMTP)が生まれ、時代の要請に応じてセキュリティが後付けされてきた歴史がある。だが実際には普及が進まず、いつしか添付ファイルを暗号化して、別メールにパスワードを記載して送るPPAPなるものが普及してきました。
情報処理学会 座談会 「社会からPPAP をなくすには?」
だが、これも見直す機運が高まって来ており、より良い方策にとって代わっていくだろう。ただし、より良い方策も攻撃者は盲点を見つけ出し狙ってくるため、この戦いに終わりはない。
組織づくりへ
つまり、より良い方策も数年経てば論拠を失う可能性がある。更にこのサイクルは短くなりつつある。様々な方策は今後も生まれてくるが、それを取り入れる事ができなければPPAPを使い続けざるを得ない。
そこで重要なのは組織作りにある。より良い方策を理解し実行に移すのは情シスの一担当者ではなく全社員なのだから。
時にテレワークのセキュリティ相談では、このような事も真摯に話し合い、自らの手で勝ち取ろうとする人達を支援しています。