GPTs で ISO Guardian を作成してみた

これまで、多くのユーザーは、ChatGPTを特定の目的に合わせて、プロンプトと命令セットのリストを管理し、それらを手動で ChatGPT にコピーしてきましたが、その全てをGPTが行うようになりました。

つまりGPTsは、特化した目的の為にChatGPTをカスタムメイドできます。

OpenAI DevDay, Opening Keynote

そして、GPTs を作成して公開共有できるGPT ストアを、今月後半にリリースする予定となっています。

では、さっそくオリジナルのChatGPTを作成してみます。

GPT BuilderでGPTを作成する

ChatGPTはUXが新しくなり、サイドメニューから[Explore]を選択すると、メイン画面に[Create a GPT Beta]が表示されますので、これをクリックするとGPT Builderが起動します。

トグルボタンの[Create]では、会話でChat GPTをカスタマイズしていきます。[Configure]の方は、会話だけでは調整できない細かな設定を行うことができます。

これはISO27001 のリスク評価を支援するように設計されており、詳細なガイダンス、ベスト プラクティス、規格に関する特定の質問への回答を提供する「ISO Guardian 」をGPT Builder(左)で作成しました。

出来上がったGPTのPreview(右)で動作を確認できます。

一通り動作確認を行い、問題がないようでしたら右上の[Update]ボタンを押すと保存されます。

また、自身が作成したGPT「ISO Guardian」をpublicで保存すると、公開URLが作成されます。

https://chat.openai.com/g/g-VaZzX0Ppp-iso-guardian

ISO Guardianに質問をしてみる

Q:ISO27001リスク管理における重要なステップは何ですか?

Q:具体的な方法について教えて下さい。

Q:テンプレートと利用説明をお願いします。

Q:見本を作成して下さい。

ISO Guardianを強化する

ISO/IEC 27001のガイダンス、ベスト プラクティス、規格に関する特定の質問への回答を提供する「ISO Guardian 」、GPT Builderを用いて、情報セキュリティ、サイバーセキュリティ及びプライバシー保護を考慮したISO/IEC 27002の実践的なアドバイザリーを追加、機能強化します。

ISO/IEC 27002を加えたISO Guardianに質問をしてみる

Q:ISO/IEC 27002 におけるプライバシー保護のベスト プラクティスは何ですか?

Q:定期的なプライバシー影響評価の具体的な方法について教えて下さい。

Q:不正アクセス、データ侵害、法的要件の不遵守、個人の権利と自由に対するリスクが含まれるデータ処理プロセスに関連する潜在的なプライバシー リスク評価のテンプレートと利用説明をお願いします。

不正アクセス、データ侵害、法的要件の不遵守、個人の権利と自由に対するリスクが含まれるプライバシー リスク評価テンプレートに対して見本を作成して下さい。

投稿者: 二本松 哲也

SPbD:Security&Privacy by Design Founder ー OWASP Member ー ITは人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること ー 競争原理から共創原理へ