あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2022年を振り返ると「人類が初めて経験するサイバー戦争」2月24日ロシアによるウクライナの侵攻がございました。フィジカル空間ではプーチンがウクライナでの軍事作戦を開始、首都キーウ近辺を含むウクライナ各地で砲撃や空襲が開始されました。
これを受けて、国際ハッカー集団「アノニマス」も、「ロシア政府を標的に作戦を実行する」と宣言、政府機関へサイバー攻撃を行ないました。
また、情報戦ではウクライナのゼレンスキー大統領がSNSに投稿した動画に世界が注目しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 SNS
https://www.facebook.com/zelenskiy.official/posts/pfbid05UzkeAWB8ZaupgMKU8CScYkskvEGK6h1HwC2pxRswNKat2E5ZB9NtrzvAv6HwJXbl
資産凍結、輸出・輸入・サービス提供等の禁止措置などの経済制裁を、国際機関、国家および民間企業・団体により事業や取引の停止といった規模で行われ、親ロシア派ハッカー集団が暗号通貨を要求するランサムウェア攻撃によって資金獲得する動きも見られました。
国連総会決議、ロシアによるウクライナ攻撃の停止を要求https://news.un.org/en/story/2022/03/1113152
経済制裁:ロシアへの輸出禁止措置等について
https://www.jiia.or.jp/topic-cdast/event/20220415-01.pdf
諜報活動は国家レベルからセキュリティ企業と一般市民によるオープン・ソース・インテリジェンスを駆使した活動が行われております。
日本政府においては、脆弱性対策等の「積極的サイバー防御」に係る諸施策、IT システムやサービスの信頼性・安全性を確認するための技術検証体制の整備、情報共有・報告・被害公表の的確な推進、制御システムのインシデント原因究明機能の整備等について関係府省庁間で連携して検討することが「サイバーセキュリティ戦略」としてまとめられました。
2023年は、サイバー戦争が本格化すると予想致します。サイバーセキュリティ戦略に基づいて Active Cyber Defense (積極的サイバー防衛)を実現することが急務だと考えます。
私も「国を衛る」という使命感のもと、皆様の「デジタル社会を生き抜く指針となる。」ような情報発信を心掛けて参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。