意外と身近なところでも、噂話やラベリングと言った手口で、個人を追いやる目的で使われているdisinformation(虚偽情報)などが氾濫している。
ソサエティ5.0はサイバー空間とフィジカル空間を融合させる為、近い将来サイバーセキュリティはフィジカル空間のdisinformationに対する様々なサービスが生まれる可能性を秘めている。
例えば、ソーシャルメディアのみならず組織内の人間関係についても解決できる。この市場規模は計り知れない。
虚偽情報の検知
- ファクトチェックシステムの構築
- ネガティブな感情の言葉や犯罪ワードに焦点をあてて収集する
早期警告・訂正
- 悪質な虚偽情報を検知したら、迅速に連携対処をし、訂正発信する
共有を抑制する仕組み
- 情報リテラシーの向上
虚偽情報によって刺激された不快感を共有して発散しようとするが、共有には怒りを収めることはできず、怒りを広める加害者となってしまう
集団同士の対立の緩和
- 内集団の関係性を理解する
- 他者への知識不足による偏見
- 外集団の良い感情を知ること
集団の特徴的な思考に「集団思考」があり、集団思考に陥ると「情報を精査しない、情報の取捨選択に偏りが出る、道徳観が薄れ倫理観が低下する」などの特徴が表れる。さらに匿名性が保証されている場合、没個性化が生じ、周囲に影響され衝動的な行動をしやすくなる。 - グループの再カテゴライズ
協力的な関係性を作るため、より高次元で再カテゴライズする
グループ同士の接点を見出したり、共通点を作るなど関係性を構築していくことが必要。対立するグループ同士のハッシュタグを併記することで情報の偏りを減らしていくことができるのでは。