Microsoft365 新しいMicrosoftセキュアスコアで社内のセキュリティ組織を支援する

Microsoftによれば、インシデントの90%以上は、セキュリティ構成と設定の不備が原因であり、顧客はそれらを把握できていない。Microsoftセキュア スコアは組織内の重要なステータスを優先順位付けし、最新のセキュリティテクノロジーでも解決できない、人が問題に対処するプロセスを支援する。

つまり、Microsoft365は既存のExcelやWordと共にTeamsやShare Point、Azure Active Directoryなど数多くの製品が含まれており、セキュリティを管理する事が煩雑になっている。こうした問題を解決するために、セキュア スコアで一元的に可視化する事で評価、領域を特定、手順を示し、報告までをサポートする。なお、監視対象は組織のMicrosoft 365 ID、データ、アプリ、デバイス、インフラストラクチャのセキュリティを網羅するようだ。

セキュアスコアのイメージ、個々のサービスにスコアが付けられている。

こうしたセキュリティ体制を支援する仕組みが浸透し始めると、経営会議で報告できるCISO(最高情報セキュリティ責任者)のような役割に需要が高まってくると思う。

なお、Microsoft365のロードマップをリアルタイムに確認する事ができる。非常に速いペースで様々なサービスが開発されているようだ。

Microsoft 365 ロードマップ

投稿者: 二本松 哲也

考えるセキュリティ、伝えるインテリジェンス。 能動的サイバー防御 / Security & Privacy by Design ※個人の見解であり、所属組織とは無関係です。